記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第31回はカルペ・ディエムに所属する現役東大生の黒田将臣氏が、子どものやる気を引き出す「話し方」について解説します。
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東大生の親は「感情豊か」に話す人が多い
みなさんは「東大生の親」というと、どういうイメージを持つでしょうか。ロジカルで、感情に流されない教育をしている人……というイメージを持つ方もいるかもしれません。
実は東大生の親御さんって、ロジカルな人よりも、感情豊かに子どもと話をする人が多いです。今日は東大生の親御さんが子どもにどう向きあっているのかについて、みなさんにお話ししたいと思います。
『ドラゴン桜』では、「相手をどうほめるか」という話で、桜木先生がこんなふうに語るシーンがあります。
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