子がやる気出す「ほめ方・叱り方」上手な親の絶妙技 自分を主語にして話す「アイメッセージ」を活用

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)

相手をほめるときは、自分が喜んでいる理由も伝える

「アイメッセージ」=自分を主語にする。これは、東大生の親御さんがよくやっています。

例えば、子どもの成績をほめるときも、「いい成績だったね!うれしいね!」ではなく、「〇〇ちゃん頑張ってたもんね。なんだか私もうれしい!」みたいに、自分が喜んでいることをしっかりと明示します。そうすると、子どもは「自分がほめられる」と言う理由だけでなく、「親が喜ぶから」と言う理由でも頑張るようになるのです。

人は誰かが喜んでくれるというのは普通にうれしいものです。それは相手が親であれ不特定多数の誰かであれ、モチベーションになります。逆に「自分のため」というモチベーションは、短期的には頑張れますが、長期的に考えると「まあ、これがうまくいかなくても悲しむのは自分だけだし、いいや」と思って頑張らなくなることがあるのです。

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