漢の中の漢「陸上自衛隊」知られざる隊員の6系統 正統派から元ホストまで、個性豊かなその実態

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陸上自衛隊に所属する、個性あふれる隊員のタイプを紹介(写真:JJ/PIXTA)
「陸上自衛隊」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれるだろうか? いちばん身近なのは、教科書やテレビでもおなじみの、災害派遣やPKO(国連平和維持活動)などで活躍している姿だろう。戦車に乗る姿や、厳しい訓練に勤しむ様子を思い浮かべる方もいるかもしれない。確かに、これらは実態と乖離ない事実だ。
しかし一方で、これらは、自衛官の「オン」の姿であると言える。ビジネスパーソンが、仕事モードのときとプライベートのときとでは行動や言葉遣いを切り替えるように、自衛官たちもまた、「オフ」の姿がある。
Twitterフォロワー21万人超えのぱやぱやくん(@paya_paya_kun)は、知られざる陸上自衛官の“オフ”の姿、彼らのユーモアあふれる日常や恋愛事情、家族生活までを語る元自衛官。本記事では、ぱやぱやくんが陸上自衛隊に所属する隊員のタイプや階級の概要をご紹介する。

押忍! 「漢の中の漢」こそますらおだ!

陸上自衛隊を語るうえで、欠かせない言葉があります。それは、「ますらお」です。

「陸上自衛隊ますらおランド」には、その名のとおり「ますらお」といわれる強さを求める戦闘民族がたくさんいます。ただ、この「ますらお」について、そもそも耳なじみのない方も多いのではないでしょうか? そこでまずは、愛とユーモアあふれる陸自を語るには不可欠な、「ますらおとは何か」というテーマから始めましょう。

ますらおのイメージとしては、「源義経を逃がすために全身に矢を受け止めた弁慶」や、敵の罠で天井が落ちてきたときに「ここは俺が支えるから先に行け!」と言う男塾の仲間などを思い浮かべていただけるとわかりやすいです。「ますらお」には、「強く堂々とした、立派な男子」という意味があり、「丈夫」や「益荒男」と書きます。

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