73歳チャールズ英国王が抱える「一番の問題」 本人のイメージは回復も、家族の問題が山積

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しかし、チャールズ国王は、次男ヘンリー王子とアメリカ人俳優の妻メーガン妃との不仲、弟のアンドルー王子が、実業家ジェフリー・エプスタインとの不快な関係により、10代の若者に性的虐待を加えたとして民事訴訟を起こされるなど、一連の騒動で揺らいだ王室のかじ取りをすることになる。チャールズ国王は、厄介な家族の統率に苦労している。

また、彼は長い間、君主制の合理化を推し進め、公的資金からの支出を減らすことも目指してきた。君主として、その計画を完全に実行に移すことができるのだ。

王室にとっても大きな転換期になる

女王エリザベス2世の時代の終わりは、愛された女王の死というだけではなく、チャールズ国王が生涯をかけて準備してきた自身のアイデアを仕事に反映させることになるため、大きな転換期となることが約束されているのである。

「(エリザベス女王とは)まったく違ったスタイルになるだろう」と、キングス・カレッジ・ロンドンの教授で、イギリスの立憲制度における君主制の役割について研究しているバーノン・ボグダナー氏は話す。「彼は活動的な王となり、おそらく特権を限界まで押し広げるでしょうが、それを超えることはないだろう」。

チャールズ国王は、プリンス・オブ・ウェールズ(皇太子)としてのアイデンティティーを作り上げようと努めていたと同教授は言う。彼はその地位に誰よりも長く就いていたが、職務記述書などはなかったのだ。

チャールズ国王は、恵まれない若者100万人近くに支援を提供してきたプリンス・トラスト(皇太子信託基金)などの素晴らしい慈善事業を設立し、持続可能な都市計画や環境保護などがファッショナブルになる前からそれらの運動を支持していた。

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