最強の営業が伝授「超見やすいパワポ」7つのコツ オンライン商談では視覚情報が少なくなりがち

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プレゼンのスライド作成について深く学びたいという方は、専門の書籍がたくさん出ているのでそちらを参考にしていただきたいのですが、ここでは、実際に私が分析・添削をしてきた数々の営業・プリセールスの方々の提案資料をもとに、シンプルなスライドを作るための、「余計な情報をそぎ落とす」方法について、ご紹介したいと思います。各社でよく見られる代表的な7つの項目を選びました。ぜひ、ご自身の現在の資料と見比べてみて、当てはまるものがないかを確認してみましょう。

※7つの項目について具体例をお知りになりたい方は『成果に直結する「仮説提案営業」実践講座』を参照ください。【Before(わかりにくいスライドの例)⇒After(わかりやすく修正したスライドの例)】を示し、皆さんのイメージがわくようにしてあります。 

配色のせいで内容がわかりづらい

●1. 色が多過ぎないか?

プレゼン資料の多くは、スライド内の「配色」のせいで内容がわかりにくくなっています。まず、ご自身の現在のパワーポイント資料が下記の項目に当てはまっていないかをチェックしてみましょう。

□色数が4色以上ある
□色のトーンが全体的に明るい
□色にルールがなく、適当に決めている

色数は多ければ多いほど、内容が伝わりづらくなります。赤、青、黄色、緑、紫……とスライド内にたくさんの色が登場するようなスライドを作成してしまう方には、「色は、多ければ多いほど良い」という思い込みがあるのではないかと思います。

実は、パワーポイントの資料は、3色以内でまとめると、とても見やすくなります。プレゼン1本に数千万円とる外資系コンサルティング会社など、プロフェッショナルなプレゼン資料を作る会社では、スライド内の色は3色まで、というのが基本です。

どうしてもそれ以上使う場合でも、薄め/暗めの色を使って5色程度までにするのが良いです。原色に近い派手な色は、PCの画面で長時間見続けると目が疲れてしまい、集中力を阻害する要因になってしまいます。そのため、なるべく暗めのトーンの色を使うと良いでしょう。

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