左脳の機能失った脳科学者が発見、凄い脳の使い方 4つのキャラを知れば、なりたい自分になれる

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

竹内私の運営する小さなインターナショナルスクールでの経験からも、20〜30代の親と40代以上の親はすごく違うように感じます。その違いは彼らの、脳の<キャラ>からきているのかもしれないと思いました。若い世代の親は、前の世代よりも「繊細」な気がします。そして<キャラ2>も強いように感じるのですが。

テイラー:そうですね。ミレニアル世代は、ちょうど2001年、私たちアメリカ人にとって、大きな衝撃をもたらしたツインタワーへの攻撃(アメリカ同時多発テロ)があったころ、成人になった世代です。

あの事件は、アメリカ人には初めての経験でした。確かにそれまでも、戦争はありましたし、多くの紛争もありましたが、それがこんなにアメリカ国民の身近に迫ったことはありませんでした。私たちは長い間、自分たちは安全で守られていると感じて生きることができていたのです。

ミレニアル世代は誰かと一緒にいるのが好き

テイラー:あの事件が起こったころから、国民の恐怖と不安のレベルが上がりました。そして、2008年には金融危機が起こりました。そのため、若い家族が団塊世代の親と同居するようになり、不安定な状況が生まれました。ミレニアル世代は、こういった社会情勢の変化によって、不安や恐怖のレベルが高くなっています。

一方、彼らは右脳優位で、集団主義的なところがあり、みんなで何かをするのが好きです。誰かと一緒にいるのが好きなんです。一緒に決断し、一緒にビジネスをするのが。そして「まあ、もう3年勤めたんだし、他のチームに移って別な仕事をしてもいいかな」という考え方で仕事に向き合っています。

かたや団塊の世代は、いい仕事は絶対に手放さない。40年間ずっとその仕事を続ける、その仕事に飛び込んだら一生を捧げるわけですね。このように世代間の価値観がまったく異なっていると同時に、不安感が高まっているため、それを紛らわすため、アメリカでは薬物の使用率が非常に高くなっています。

次ページ日本でも若い世代が社会的な規範になじめない実情
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事