女性が男性に「コミュ力」を求める背景にあるのは、「高学歴・高身長・高収入」という男性のスペックそのものよりも、「自分や家族に貢献できるか」など、「いかに周囲の人と上手に付き合うのか」という「人間関係構築力」を重視している傾向があります。
「コミュ力」が求められる3つの理由
なぜ、今の時代、「コミュ力」がそれほどに求められるのでしょうか。次の3つの理由が考えられます。
農林漁業などの第1次産業、工場などでの製造などの第2次産業に従事する人の割合は、戦後すぐの時点では日本の就業人口の7割、50年ほど前まで5割を占めていました。
そうした仕事では、多少、口下手でも、黙々と働いて稼ぐことで評価を上げることができました。今、その割合は3割程度まで減り、実に約7割の人がサービス産業に従事しています。
多くの仕事において、何らかの形で、人と対峙し、やりとりをしながら、仕事を進めなければなりません。
「書く」「読む」「話す」「ほめる」「叱る」「指示する」「説明する」「対話する」「説得する」など、常に何らかの「コミュ力」が求められ、その巧拙が仕事の成否に大きく影響を与えます。
コミュ力が収入に直結しやすいというわけです。
家庭を犠牲にしてまで仕事をする人より、妻と協力し、コミュニケーションをとり、子育てや家事をしっかりと手伝う人を求める人が増えています。
子育てには「高いコミュ力」が必要です。子どもとのやりとり、学校や他の保護者との付き合いなど、人と上手に付き合い、助けを借りることのできる人ほど、子育てはしやすいのは事実で、そういう男性を女性は求めている、ということです。
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