いつまで「直感と経験」で仕事をするのか 「その問題、経済学で解決できます。」の共著者に聞く

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――本書は、女の子が競争に勝てない問題に対する解決策のひとつとして、女子校を挙げています。日本には女子高や女子大がたくさんありますので、この点についてもっと詳しく説明してください。

女の子を負けず嫌いに育てたかったら、女子校へ

女子校では、女の子は男の子と同じように負けず嫌いだという研究結果があります。一方、共学の学校では、女の子は男の子ほど負けず嫌いではありません。実証的には、学校がそういう場所だからそうなのか、それとも学校の選び方(つまり、負けず嫌いの女の子は女子校に入ることが多い)のせいなのかはわかりません。

女子校に行く女の子が日本にたくさんいるなら、そういう選び方の問題の影響は小さいかもしれません。研究してみると面白いかもしれませんね。

女の子(でも男の子でも)に、公平な競争ならイケイケで戦っていいんだよって教えるのが、大きくなってから成功するのに大事なんじゃないかと思います。

――本書は、教育や差別、貧困といった、私たちが日頃、直面する大きな問題にたくさん取り組んでいます。それら以外にも、取り組みたい大きな問題はありますか。

今、取り組んでいるのは、慈善活動がもっと成功するにはどうすればいいかという問題です。

――本書は最後に、「実験しましょうよ」と読者を挑発しています。何か面白い反応はありましたか。

本書を出してからたくさんの人が連絡をくれて、人の行動に影響を与える方法を考えたり、それを実証したりするのを手伝ってくれと頼まれました。面白いアイデアを持った会社と一緒に仕事もしています。やっていて楽しいですし、刺激を受けています。

――また一般向けの本を書く予定はありますか。続編を書く予定は?

もちろん! 喜んで!

東洋経済新報社 出版局
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