
その戦略で結果を出せるかは、実験してみないとわからない

――どんな経緯で、2人でこの本を書くことになったのでしょうか。
最初、僕たちはそれぞれ別々に、行動経済学や実地実験をやっていたのです。あるときジョンの論文を読んで感動したんですよ。そういうことはあんまりないんだけど。で、それから会って、そう経たないうちに一緒に仕事をするようになりました。
本を書くことにしたのは、「実社会」に伝えたいことがあったから。人が実際にはどう振る舞うかわかってないと、会社も政府もそれ以外の組織も、成功はおぼつかないのです。
だから政策や戦略は行動科学の発見の上に築くのが大事。ということは、行動科学に基づく戦略が本当にうまくいくかどうかテストしてみるのが、大事な手続きだってことになりますよね。直感に頼って間違ったほうへ、なんてことが、僕たちにはとてもよくあるわけだし。
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