2022年の年明けから怒涛のように始まった食品値上げ。その波は収まるところを知らず、2回目となる価格改定や内容量改定(いわゆる「ステルス値上げ」)に踏み切る企業も出てきた。
山崎製パン、敷島製パン、フジパンなど製パンメーカーは1月の値上げに続き7月に値上げを行う。日本ハム、伊藤ハムは2・3月に続き10月にハム・ソーセージを、紀文やニッスイは2月に続き8月にすり身製品などを、それぞれ2回目の値上げに踏み切る。
原材料やエネルギー価格の高止まり、物流費・人件費の上昇はしばらく続きそうだから、これらにとどまらず、もっとさまざまな商品が「2回目値上げ」になる可能性はある。
総務省が発表した6月の消費者物価指数によると、前年同月比で食パンが9%、食用油36%、チョコレートが7.5%など、これらの品目で上昇が目立つ。主食から調味料、嗜好品までと幅広い。
生鮮魚介類を含め、とにかく値上がりだらけで、食費のやりくりには頭が痛い。このままでは生活費がもっと膨れ上がるのではとの心理が強くなるだろう。
しかし、あまりに恐れるために、かえって逆効果となる消費行動をとってしまうことがある。普段、スーパーやネット通販で商品を買うときに、こんな言葉を口癖のように使っていないか意識してほしい。
1 「割引になるならついでに買っておこう」
まとめて3品買えば割引になる、3000円以上買うと100ポイントをつけるなど、何らかの条件を満たすと安く買えると聞くと、そのぶん余計な買い物をしてしまう人は多い。
「割引になるなら買っておこう」というのは、食費を安く抑えるつもりが失敗しがちな人の口癖だ。
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