そもそも、各事業者は自社のサービスを使ってほしいからこそ高還元率をアピールする。キャンペーン時期以外の通常時にあまりメリットを感じないようなカードやアプリなら、最初から手を出さないほうがいいだろう。
また、ポイントはあくまで支払金額に対しての還元になる。これから節約しよう、買い物額を切り詰めようとしているときには、大きな還元額にはならないはずだ。支払いが管理しやすく、貯まったポイントがすぐ使えるカードやアプリに絞ってコツコツ貯めたほうがいいだろう。
節約のための手段が目的になっていないか?
これら5つに共通するのは、オトクな買い物をしたいという気持ちが強いあまり、手段が目的になってしまっていることだ。必要だからではなく、割引になるなら買う、安いなら買う、ポイントが稼げるなら買うというように。店でよくこんな言葉を口にしている人は、本来買わなくてもいいものを買いすぎている可能性が大きい。
値上げのニュースが続くと防衛本能が働いて安く買うことばかりに目を奪われがちだが、まずは食費の現状把握が大事だ。
よく買っているものが実際にどの程度値上がりしているのか、それが支出をどこまで押し上げているのか。それを知ったうえで、予算を組み直し、その範囲に収める買い方をする。
不要なものは買わず、多すぎるストックも持たない。あくまですっきりした冷蔵庫を心掛けていくと、ムダに食費も増えず、冷蔵庫の電気使用量も抑えられる。まずは冷蔵庫の奥に押し込められているものや、ストック庫で忘れられているものがないか確認してから買い物に行こう。
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