モラハラ離婚を遠ざける"擦り合わせ"の技

「身近な人ほど操縦しやすい」は思い込み

家庭での「べき論」の擦り合わせ」をするワークは、職場でも応用を図れ、「チームビルディング」の方法として活用できます。そして、先ほどの家庭における長男のような結果を出したメンバーがいれば、「ある種の先鋭的考えを持っている」または「不満分子である」といった可能性に気づくことになります。

新設チームには「インタビューゲーム」を活用しよう 

相手のことをよく知り、また自分のことを知ってもらうための簡単なツールに、「インタビューゲーム」があります。インタビューゲームは、2人ひと組になって相互にインタビューし合い、自分との共通点を探したり、相手の意外な一面を知るためのワークです。

たとえば、「好きなスポーツは?」、「好きな映画は?」、「よく読む雑誌は?」、「出身県は?」……などをお互いに質問し合い、シェアするのです。新設チームの朝礼時に「15分間」などと時間を区切って実施すると有効でしょう。

インタビューの基本ルールに、「お互いが嬉しくなる質問をするよう努めること」、「答えたくないことにはパスができる」、「聞かれていないことにも答えてかまわない」、「相手を否定しない」などを設ければ、会話が活発化し、間合いや距離感に気をつけながら相互理解が深まり、円滑なコミュニケーションの醸成を期待できます。

簡単な遊びのようですが、相手の「べき論」を見極め、モラル・ハラスメントによる弊害の防止に寄与することでしょう。アンガーマネジメントに興味を持たれたかたは、拙著『パワハラ防止のためのアンガーマネジメント入門』(東洋経済新報社)をご高覧ください。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 財新
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
文具業界を揺るがす動乱<br>「コクヨvs.プラス」の全真相

昨年末のぺんてる株をめぐる文具2強によるプロキシーファイト(委任状争奪戦)。両社のバトルには、8月に設立したプラスの卸子会社が2年前の計画で一度頓挫していたことにも伏線が。縮小する文具業界再編をめぐる壮絶な主導権争いに迫ります。