コーヒーを「適量飲めば病気リスク減る」は本当か 急に断つと出る「風邪に似た離脱症状」に注意

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
コーヒーを飲むことで起きるメリット、デメリットとは(写真:シルバーブレット/PIXTA)
全米最大規模の老年医学科を擁するNYのマウントサイナイ医科大学病院で、日々高齢者診療にあたる米国老年医学専門医、山田悠史氏。この高齢化社会において人々が切望する“健康で自立した老後”を叶える方法を、最新のエビデンスから解き明かした『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』を上梓した山田氏が、コーヒー好きなら見逃せない、コーヒーと健康の関連性を紹介する。

アルツハイマー病や糖尿病のリスクが減少

コーヒー好きに朗報を届けたい。そんな思いで、今回はコーヒーのポテンシャルと気になる「副作用」についてご紹介したいと思います。実は、著者自身もコーヒーを1日に2~3杯は飲むので、コーヒーにまつわる研究はいつも気になり、率先して調べています。

果たして、コーヒーは体に良いのか、それとも悪いのか。さまざまな研究を見ていきましょう。

コーヒーが「体に良い」とする、そもそもの根拠として、コーヒーを飲む習慣といくつかの病気のリスク減少との間に関連性が示されています。

その「いくつかの病気」としては、パーキンソン病アルツハイマー病2型糖尿病などが挙げられます。コーヒーを飲む習慣があると、これらの病気のリスクが減る可能性があるというのです。ただ、仮にこれらの病気のリスクを減らす効果があるとして、実際問題なぜこれらの病気を減らすのかといったことは、残念ながら何もわかっていません。

次ページコーヒーの適量は1日3〜4杯
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事