
今回話を聞いたのは、いわゆるFランク大学から、東京大学の大学院に進学した過去を持つ山田愛美(仮名・35歳)さん。
「もともと芸能人になることが夢で、10代は事務所に所属して芸能活動をしていました。でもなかなか芽が出なくて、前々からリミットと考えていた20歳で芸能の道は諦めて」
とくに勉強が好きだったわけではなく、また芸能活動もあったため、大学を選んだ理由も「とりあえず受かりそうな大学に」というもの。
だが、最愛の祖父が難病になったことで、彼女の運命は大きく変わることになる。
最愛の祖父の病で、大学教員を志す
「脊髄小脳変性症という病気でした。通常、この病気は10年程度の時間をかけて進行していくものなのですが、祖父の場合は1カ月のうちにどんどん悪化し、トイレもひとりで行けなくなってしまったんです。
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