「8分の集中」で仕事をぐんと効率化!超簡単7秘訣 カギは「短い集中」の積み重ね!そのコツは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

自分がどのくらいの時間、仕事に集中できるのかを把握したら、それぞれのタスクにインターバルを割り当てていく。

【6】「8分の集中」に設定するのがベター

「軽いタスク」なら15分はもつが、「重いタスク」だと8分しかもたない、そんな場合はどうするか?

ここで、インターバルをいちいち変更しながら仕事を進めると、その設定に気がとられ、逆に散漫になってしまうのでおすすめしない。だから、この場合には「いちばん重いタスク」に合わせて「インターバルは8分」にする

「軽いタスク」のほうは15分もつので物足りなく感じるかもしれない。しかし、「長くやりすぎて途中で気が散ってしまう」よりも「短くやって物足りない」ほうが、間違いなくベターである。

実際にやってみるとわかるが、うまく気分が乗ってきた仕事を「途中でぶった切られる」と、飢餓感が起こる。この飢餓感こそ大事なのだ。

「もう少しやりたい」という気持ちが残っているからこそ、次のインターバルがやってきたときに、「よし、やるぞ!」と容易に気持ちを盛り上げられる

【7】「飢餓感」が「舞い降り」を生み出す

さらに大事なのは、この飢餓感が、ある種の「フック」「引っかかり」となってくれることだ。

別の作業をしているときや息抜きのときなどに、ふっと思考のなかに戻ってきてくれ、その瞬間に、ほかの出来事や体験、別の「概念」と突然、結びついて、新しいアイデアや理解を生むことがある。

全体で「こなせる量」が増え、「仕事の質」も上がる!

逆に、飢餓感が起こらず、「もうこの仕事うんざりだ」という飽和感ばかりだと、どうなるか。本来はいろいろな作業をやらなければならないのに、やっかいなひとつの作業にかかりきりになってしまって、考えが行き詰まってしまったり、ほかのことがおざなりになってしまったりする。

だから、もう少しできそうであっても、「8分の集中」を積み重ねて、「飢餓感」を大事にしつつ、気分を刷新しつづけながら、次々仕事をこなしていくほうが絶対に効率がいいし、「舞い降り」もやってきやすいのだ。

みなさんも「8分の集中」を積み重ねながら、「重いタスク」と「軽いタスク」を交互にこなしてみてほしい

ちょっと気が重い日でも、気がつけば、目の前の仕事がみるみる片付き、しかも、ひとつひとつの仕事の質はぐんと高くなっているはずである。

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事