「読みたい本」が見つかる!「いい書店」3大共通点 電子書籍にはない「リアル書店の価値」とは?

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素敵な本との出合いは、新たな気づきを与えてくれます(写真:Fast&Slow/PIXTA)
テクノロジー、政治、経済、社会、ライフスタイルなど幅広い分野の情報を発信し、日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏。
「ノマドワーキング」「キュレーション」などの言葉を広めたことでも知られ、2006年には国内の著名なブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」も受賞している。
その佐々木氏が、この度、『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』を上梓した。
「ネット記事」「SNS」「書籍」などから、「読むべき」記事をいかに収集し、情報を整理し、発信していくか、自身が日々実践している「新しい時代の読み方」の全ノウハウを初めて公開した1冊だ。
佐々木氏が、「『読みたい本』が見つかる『いい書店』の3大共通点」について解説する。

「リアル書店」には、電子書籍にはない「価値」がある

「紙の本」には、電子書籍にはない大きな「価値」がある

正確には、「紙の本そのものの価値」というよりも「書店の価値」がある。書店を歩いて並んでいる紙の本を眺めていくことには、じつに大きな「価値」があるのだ。

『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

わたしは本の情報を、たいていはインターネットから得ている。日ごろ読んでいるブログやツイッター、フェイスブックなどが主な情報源だ。

しかし、刊行される本の点数はものすごく多い。日本国内だけで年間7万点以上ある。ネットの情報だけではカバーしきれない。

もちろん、新刊のすべてをチェックすることは到底できないが、「いい本」を見落とさないように視野を広げておくために「リアル書店をまわること」も大切にしている

わたしは東京に住んでいるので東京の本屋さんの例になってしまうが、大手書店だったら渋谷の「青山ブックセンター本店」、池袋の「ジュンク堂書店池袋本店」。神田神保町の「三省堂書店神保町本店」にはよく足を運ぶ。

西荻窪の「旅の本屋のまど」は、旅行についてのさまざまな本が置いてあり、見ていて飽きない。『暮しの手帖』編集長だった松浦弥太郎氏が手がけている中目黒の「COW BOOKS(カウブックス)」や、ビールも飲める書店の下北沢の「本屋B&B」、神楽坂の「かもめブックス」、奥渋谷の「SPBS(SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS)」……小さな書店には、大型店にはない魅力がある店も多い。

ここでは、これらの書店に共通する、自分にとって「いい本」「読みたい本」が見つけやすい「リアル書店」の共通点を3つ紹介しよう。

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