二流の「有料メディア」に騙されない、選び方3秘訣 わざわざ「お金を払う」なら、ここがポイント

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数ある「有料メディア」を選ぶ際に重視する3つのポイントを紹介(写真:Sunrising/PIXTA)
テクノロジー、政治、経済、社会、ライフスタイルなど幅広い分野の情報を発信し、日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏。
「ノマドワーキング」「キュレーション」などの言葉を広めたことでも知られ、2006年には国内の著名なブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」も受賞している。
その佐々木氏が、この度、『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』を上梓した。
情報があふれる時代に、どう「ネット記事」「SNS」などを読めばいいか、スマホで「気が散る」時代に、どう「書籍」を読みこなすかなど、自身が日々実践している「新しい時代の読み方」の全ノウハウを初めて公開した1冊で、早くも大増刷するなど話題を呼んでいる。
佐々木氏が、氾濫する「有料メディア」を選ぶ秘訣について解説する。

自社のウェブメディアの「有料化」が増えている

ウェブメディアは広告で収益を立ててきたが、スマホでもパソコンでも広告がブラウザ画面を埋め尽くすようになって、広告をクリックする人は減った。おまけにウェブメディアは安価にスタートできるから、新規参入がたくさんあり、「メディアは無数にあるけど、儲からない」状況になってしまっている。

『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

そこで新聞社でも出版社でも、自社のウェブメディアを有料化するところが増えてきている。しかし、有料メディアに求められるハードルは「一段高い」。わざわざお金を払うのだから、当然のことである。

有料化でメディアの記事の質が上がるのならそれはそれでいいことなのだが、あるメディアの質が有料化でいきなりよくなるなんてことはない

有料化で内部の記者の能力が急に向上することはないし、外部執筆者への原稿料が急上昇(そんなことがあれば書き手のわたしはうれしいが)などという事態は聞いたことがない。

「有料メディア」は経営の安定に寄与し、経営陣や編集長がホッとするだけのことであって、短期的には記事の質には寄与しないのだ。

だからわれわれ読者の側も「有料だから質がいい」などという甘言にのせられることなく、二流の「有料メディア」に騙されずに「わざわざお金を出して読むメディア」を厳選しないといけない。

では、わたしが「有料メディア」を選ぶ際に重視する3つのポイントを提示しよう。

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