5月5日のこどもの日。生まれつき、あるいは病気などによって、いつもベッドに寝ていたり、車いすに座ったりしながら生活する重度障害児がコンピューターのオンライン上に集まり、“運動会”に参加した。
競技は「徒競走」と「綱引き」。画面上でアバター(自分の分身キャラクター)を走らせ、綱を引かせる。そのガチンコ勝負に、子どもたちと応援の両親らは大騒ぎだった。
カスタマイズされたスイッチを使用
オンライン運動会には、全国から12人の子どもたちが参加した。
パソコンのキーボードやマウスの代わりに、それぞれの身体機能ごとにカスタマイズされたスイッチを使う。べッド上で横向きになったり、腹ばいになったり、いすに座ったり、歩行器につかまったりしながら、手のひら、指先、足先、視線などで画面を操作する。
青森県在住の畑中悠翼(ゆうすけ)さん(12歳)も100円ショップで購入したBluetooth用マウスを改造し、そこにスイッチを接続してパソコンにつなげた。


















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