優れたテレビ番組、テレビ業界の功績に与えられる、最も権威ある文化賞のひとつ「エミー賞」も受賞し、2011年に出版した初の著書『You Can Draw in 30 Days』(未邦訳)は、世界中で大ベストセラーとなるほど人気を博している。
そのキスラー氏がこのたび、前著をさらに進化させた「超時短30分バージョン」として、「キスラー式メソッド」のすべてを1冊に凝縮した『誰でも30分で絵が描けるようになる本:たった「4つのステップ」で、驚くほど絵が上手くなる!』を上梓した。
「わかりやすく」「親しみやすく」「ユーモアに満ちた」解説が添えられた本書は、キスラー氏にとって待望の初の日本語の訳書で、日本でもたちまち4万部を突破するベストセラーになり、話題を呼んでいる。
「誰でも30分で絵が描けるようになる!」という「キスラー式メソッド」はどんなものか。本書の内容を再編集しながら、「親子で挑戦したい、たった4つのステップで『テディベア』を上手に描くコツ」を解説する。
「楽しく」「いつのまにか」絵が上達!
私の本やテレビ番組、YouTubeのチャンネルに、必ずといっていいほど登場するモチーフがあります。それは、ふわふわの質感が愛らしい「テディベア」です。
世界中で愛され、抱きしめられる「幸せの象徴」ですね。実際に描いてみると、きっとあなたも夢中になるはずです。
私の考案した「キスラー流30分方式」は、モチーフを身近な「基本図形」に分解して「設計図」を描くことからスタートします。
テディベアの基本図形をちょっと考えてみてください。頭、胴体、手、足、耳、すべて単純な「円」で表現することができませんか? はじめに大小の円を配置することで、ふっくらとしたテディベアを描くことができるのです。
もし「円」を描くのが苦手なら、上手な円が描ける「小ワザ」も用意しています。ふわふわの毛並みも、画面から飛び出してきそうな「立体感」もコツを押さえれば簡単。楽しくテディベアを描くうちに、いつのまにか絵を描く技法が身についているはずです。
「誰でも簡単に、たったの30分で描ける方法」なので、お子さんと一緒に挑戦するのもおすすめです。紙と鉛筆と消しゴムさえあれば、特別な道具も場所も必要ありません。
準備運動に、鉛筆をもつ手をぶらぶらさせて、手首を柔らかくしておきましょう。それでは、キスラー流「4つのステップ」で「誰でも上手にテディベアを描くコツ」をお伝えします。
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