最後は、リアルで愛らしいテディベアを完成させる「仕上げ」のステップです。
光の当たる部分「ハイライト」を強調することで、陰影と対比し、さらに絵がいきいきとしてきます。鼻に2カ所、左右の目にもハイライトを入れます。白く残しておく方法と、あとから消しゴムで消す方法があります。
ふわふわの毛並みは、テディベアの愛らしさの大切なポイントですね。輪郭を囲うように毛並みを描いていきましょう。ポイントは、線のタッチや長さ、角度に変化をつけることです。線が硬くなったり、長さがそろいすぎたりすると、まるで「雷に打たれたように」、あるいは「サボテンみたいに」なってしまうので、ほどよく力を抜いて「あえて不規則に描く」のがコツです。これは、草や木の葉、動物の毛並みなどの質感を表現するときに使われるテクニックです。
最後に、陰影を「ぼかす」ことで、より洗練されたアーティストのような絵に仕上がります。自分の指を使っても、折りたたんだティッシュや紙ナプキンでぼかしても、どんな絵にも使えるワザなのでぜひ覚えてくださいね。
子どもの可能性を広げる「キスラー式」
子どもも大人も、早い段階で「自分にも描けた」と思い、コツをつかんだと感じるほど、また絵が描きたくなり、ますます絵が上達するものです。
私はワークショップやサマースクールなどで、数万人に絵の描き方を教えるなかでそのことを実感し、さらに子どもたちは「絵を描くこと」を通じて、「創造力」や「コミュニケーション能力」「自己肯定感」などを高めていくことを、40年の経験から確信しています。
何度も何度も失敗をくり返して学ぶやり方ではなく、鉛筆をもつ手が止まってしまいそうなときには、「小ワザ」や「ヒント」「テクニック」を伝授して、「上手に描けるコツ」をつかんでもらうのが「キスラー式メソッド」です。
「才能がないから絵を描きたくない」あるいは「うちの子、絵が苦手みたい」などとネガティブに考える必要はまったくありません。絵を描くことに、特別な才能はいらないのです。
誰でも「コツ」さえ知れば、楽しく、上手な絵を描くことは可能です。私が「キスラー流30分方式」に込めたそうしたメッセージを、「テディベア」のレッスンを通じて、ぜひ体験してみてください。
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