「ネガティブな感情」抑えてはいけない本当の理由 感情を「麻痺」させても同じことは起こりうる

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3 理解する 

このステップでは、感情の裏にある深い意味を理解することがカギになる。

またサラの例で考えてみよう。サラは最近の経験によって自分に自信をなくしていた。好きな人からメッセージの返信があったころは、まだ自分を好きでいられた。そこからわかるのは、彼女が社会からの受容や承認を求めているということだ。

自分の感情の裏にある深い意味を理解し、それを成長のために活用しなければならない。サラは自尊心が低いために、他者の承認がなければ、自分の価値を認めることができなかった。他者に価値を認められ、受け入れられないと、自信を持つことができなかった。

4 置き換える

前のステップで発見したネガティブな思い込みを、もっと前向きな思考に置き換える。自分にこう尋ねてみよう。

「もっと気分がよくなり、偉大な人生を送るためには、ものの見方や行動をどう変えたらいいだろう?」

ためにならない思考を、気分がよくなるような思考に変えなければならない。

サラは自分に、私は愛される価値があり、他人が私をどう扱おうと関係ないと言い聞かせた。

「私は私を愛している。それだけで十分だ。私から私への愛は、いつか私を本当に大切にしてくれる人からの愛という形で返ってくるだろう」

『望む現実は最良の思考から生まれる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

このような力を与えてくれる思考をさらに本物らしくするために、目指している感情を本当に感じていたときのことを思い出す。

サラは、自分には価値があると感じていたときのことを思い出した。そのときのサラは自信があり、愛されていると感じていた。彼女はその記憶を頭の中で何度も再生した。

このテクニックは、自信をつけるのに役立つだけでなく、実際に解決策も生み出してくれる。過去の似たような状況で、どんなことをすれば助けになったか思い出すことができるからだ。

5 視覚化する

今の感情を適切にコントロールしている自分を視覚化する。すると、自分のバイブスの周波数が上がるだけでなく、もうその感情に支配されなくなるので、この先同じような状況になっても、意識することなくその感情をコントロールできるようになる。

視覚化を何度もくり返そう。くり返すたびに想像の限界を広げ、よりリアルに感じることを目指す。

何かをマスターしたいなら、くり返し練習するのがいちばんの方法だ。その感情が呼び起こされるような状況を頭の中で何度もリハーサルすれば、心の準備が万全の状態で、その状況を迎えることができる。

まとめ

「ネガティブな思考」を、「自分を大切にする思考」に置き換える質問をする。

自分に声をかけ、イメージし、くり返し練習しよう。

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