子どもが自主的に動く!「習慣化」5つのポイント 毎日、無理のない範囲で継続することが大事

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(1)すでに習慣になっていることにくっつける

現在、習慣になっていることがあれば、そこに新しく習慣にしたいことをくっつけていきます。歯磨きは寝るという習慣にくっついた習慣ともいえます。また食事の後に歯磨きをする人は、食事という習慣にくっついた歯磨きの習慣といえます。つまり、セットにしてしまうことで新しい習慣が身につきやすくなるというアプローチです。

例えば、片付ける習慣を作りたければ、遊ぶ習慣にくっつけて、片付けるところまでをワンセットに、遊びの一部にしてしまいます。遊ぶことと片付けることを分けていると習慣にはなりません。親が気づいたときに片付けするように言っても、遊んだ時点と時間的に分離しているため、なかなか習慣化されず、「親が言う→片付ける」というモデルが形成されるだけになります。

宿題の場合であれば、おやつを食べる習慣があれば、食べ終わったら宿題というモデルを作っていくことも可能です。もし宿題のことで声かけするのであれば、おやつを食べ終わったタイミングで声をかけます。すると、やがて親の声かけがなくても、「おやつ→宿題」というセットとなった習慣ができることがあります。外から帰ってきたら親が「手と口(を洗いなさい)」と言い続けると、やがて言われなくてもするようになるモデルと同じです。

もちろん、習慣化するためには、一定期間、継続する必要はあります。一般的に習慣化には3週間から4週間はかかると言われています。

ルーチン化と無理のない範囲で習慣化

(2)同じ時間と場所で行う

同じ時間帯、同じ場所で、同じ作業を繰り返すと習慣化することがあります。これはルーチンと言われているものです。

例えば毎朝6時に公園で体操する習慣がある人は、逆にやらない日があると違和感を感じるものです。習慣となると勝手に体が動くようになる経験をされたことがあるかもしれませんが、まさに、同じ時間、同じ場所、同じことを一定期間続けることで習慣化できます。片付けや宿題の場合であれば、毎日時間を決めて、その時間になったら同じ作業を行うようにします。すると、その時間になると勝手に体が動くようになれば、習慣化されたことになります。

(3)時間を短くする

習慣化させるためには、無理のない範囲でやるのがコツです。例えば筋力をつけるために週3回スポーツクラブに行くとします。往復の時間や着替える時間なども入れると1回当たりかなりの時間を要し、結局おっくうになって足が遠のきがちです。それよりも、毎日の隙間時間に、腕立て10回、腹筋10回を2分程度で行うほうが継続でき、結果として筋力がついたりすることがあります。

つまり、続けるためには張り切りすぎず、こまぎれの時間でやるなど、1回当たりの時間を短くするなどしてハードルを下げることも重要です。

片付けの場合であれば、1分で終わる片付けや部分的な場所だけで終わりにすることが考えられます。また宿題であれば、30分じっと座って宿題をやり続けるのではなく、10分を3回に分割して行うほうが続けやすいです。

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