親子愛は「無償」、夫婦愛は「ギブ&テイク」 親の正月の過ごし方が、育児にも影響

✎ 1〜 ✎ 88 ✎ 89 ✎ 90 ✎ 最新
拡大
縮小

正月早々、険悪ムードです……(写真:Tokyo image groups/Imasia)
若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
→ミセスパンプキンへの相談はこちらで受付中

 

前回は「夫の実家で過ごす年末年始、もうイヤです!

前々回は「彼女の父親が肥満のあなたを嫌いなワケ

【読者からの相談】

 初めまして。我が家の毎年正月二日は、私の実家で姉妹夫婦も含めてのあいさつ会が恒例行事です。基本的に私の夫は仕事の都合で、わが家の集いに参加できないことが多いのですが、今年は夫も参加してもらうことになっていました。
 ところが急きょ、私の両親が風邪を引き、あいさつ会が中止になったのです。それを聞いた夫は子供のように大喜びしました。そのはしゃぎぶりに私はついキレてしまい、「もう、私もあなたの実家に泊まりには行かないからね!」と言ってしまいました。
 私も夫の実家に泊まるのは嫌です。それでも我慢して表情には出さず、夫の誘いに従って気分よく泊まってあげているのに、夫の方は私の実家には何の心配りもせず両手をあげて喜ぶ姿に、失望しました。
 それで私は夫に「どうぞあなたの実家にも、子供と2人で勝手に帰省してください、私はひとりで家に残りますから」と言いますと、「実家の両親に孫を会わせないと。1歳半の子を自分ひとりでは世話できないだろ?」と堂々と反論し、一歩も引き下がりません。
 夫が私の実家に来るのは年に2回で、それも自転車で35分の距離を、いつも車で兄が迎えに来てくれます。電車で1時間半の夫の実家には、日帰りができるのに、私たち家族は2カ月に一度の頻度で泊まりに行っているのです。夫への怒りは治まりません。夫にどのように言えば、納得と反省をさせることができるでしょうか。
ベビー蜜柑(仮名)

 

【パンプキンからのコメント】

姻戚との交流は誰にとっても苦行か?

読者の皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。ベビー蜜柑様、新年早々、あまり楽しいハプニングではありませんでしたね。

ご夫君は、結婚し子供をもうけた人ですが、社会的にはまだまだ勉強途中の人だと拝察しました。姻戚との付き合い方も人それぞれで、親睦を深める前から、むしろそれ以前の会ってもいない時から「義理」という関係だけで、構えたり苦手意識が先立つ人は多いようです。

次ページ姻戚付き合いが楽しくて仕方ないという例も…
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT