ヒドイ「市販おせち」、耐えられる3品は? ヘタな冷凍で「味がガタ落ち」が9割!
N君:クリスマスが終わったと思ったら、もう年末ですねぇ。この人気コンビでお送りしてきたシリーズも、今年は今回で最後です。今日のテーマは「おせち料理」です!
河岸:人気コンビだったんだ(笑)。おせち料理は、お正月の大きなお楽しみだよね。
N君:う~ん、僕はおせちって、じつはあんまり好きじゃないんですよね。どれも同じような甘ったるくて濃~い味付けで、ひと通り食べたらもう飽きてしまって……。子どももあまり喜ばないし。だから2日目には、もうラーメンが食べたくなります(笑)。
河岸:「おせちがおいしくない」と言うけど、それはたぶん買ってくるんじゃない?
N君:そうですね、かまぼこや伊達巻、煮豆、栗きんとん、数の子などは買ってきますね。作るのは煮物となますぐらい。あるいは、「おせちセット」を丸ごと購入する年もあります。どの家庭も、今時はそんなもんじゃないですか?
河岸:そうだよね。おせちを手作りする家庭は年々減っていて、みんな市販品に頼っている。でも、それが「おせち離れ」の原因にもなっている。だって、市販おせちの大半は「冷凍品」で、はっきりいって「味がガタ落ちしたもの」が多いから。
N君:前回のクリスマスケーキと同じで、年末特需に合わせて、何カ月前から事前に作ったものを冷凍し、事前に解凍するわけですか?
河岸:そのとおり。ただしポイントは、同じ冷凍おせちでも「比較的おいしいもの」と「味がガタ落ちしたもの」の2種類があるということ。
N君:えっ、比較的おいしいものもあるんですか? 具体的には「何がマシ」で「何がガタ落ち」なんですか?
前回は年末年始の特別編として「クリスマスケーキの裏側」を取り上げました。今回は後編「おせち料理の裏側」です。
N君(担当編集者、35歳、イブが誕生日でした)のように、最近はおせち料理を作らず、「市販のおせち」を買う家庭も増えています。「おせちセット」を丸ごと買う家庭もあれば、「田作り(ごまめ)だけ」「栗きんとんだけ」と1品だけ買う家庭も増えています。
しかし、かまぼこや田作り(ごまめ)、数の子など「お正月の風物詩」ともいえる食べ物は、見方を変えると、「その分、年末に突出して売れる食べ物」でもあります。
クリスマスケーキ同様、何カ月も前に作ったものを凍結解凍して売っているケースが多いわけですが、同じおせち料理でも「冷凍しても味がほぼ落ちないもの」と「味がガタ落ちするもの」があります。
もちろん家庭ですべて手作りするのが理想ですが、そんな時間がない人でも「選び方のコツ」を知っていれば、「おいしいおせち料理」を買うことができます。
今回は「おせち料理の裏側」と「プロの選び方」を公開しましょう。
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