グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
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前回は「子供が小さいうちは単身赴任を避けよう」
前々回は「シングルマザーが再婚で気を付けるべきこと」
【読者からの相談】
私は1年以上付き合っている彼女がいて、自分で言うのも何ですが、非常に美しく、頭もよく、性格もよく、私にとっては宝くじに当たったようなものだと八百万の神様に感謝する日々です。ただ、世の中うまくいかないもので、彼女のお父さんが結婚に猛反対しています。
彼女のお父さんは、某国の最高学府の医学部を卒業した糖尿病の開業医なのですが、私の体の大きさ（恥ずかしながら120キログラムあります。ただ念のためにいいますと、背もかなり高い方です）と、彼女との年齢差（8歳私の方が年上です）もあり、何かと私のことが気に食わないのです。
彼女のお父さんは、職業柄健康第一で、見た目の若さにもたいへん気を配られる方で、私の不健康そうな体型と年齢差（ご自身の末の弟と私の年齢は、7歳しか変わらないそうです）、そして私とのケミカルフィットのなさ（とにかく私とお義父さんの性格が合わないと思われている）を問題視されています。
彼女及び彼女の妹、そしてお義母さんは応援してくれているのですが、お義父さんの反対が非常に強く、彼女が私とお義父さんの狭間で苦しんでいます。
お義父さんは性格的には内向的で、外交的すぎる私と反りが合わないと思っているようです。私のことを社会的、経済的には成功した人だが、自分の娘の結婚相手とは受け止めることができず、私と結婚するならもう娘と思わない、それを応援する妻とも別居する、とまで言い切っています。
お義父さんは、すべてを家族に注ぎ込んできた家族中心主義の方で、長女である娘の結婚後も、娘が独立した家族を形成するというより、娘一家と頻繁に交流を持ちたいようで、だからこそ私とお義父さんの間の相性を重視しているようです。
私は、1年前の付き合いだした当初にお義父さんに一度あいさつしたきりで、別に嫌われるようなことをしたわけではないのですが、「ケミカルの不一致」と申しましょうか、とにかくかなり、お義父さんに嫌われています。
彼女は今、お義父さんの言うことに従うか、父に背いて「離縁のリスク」をとりつつ私と結婚するか、決断を迫られています。ミセスパンプキン、私は今プロポーズを考えているのですが、どのようにすればよいでしょうか？
Ｆより
【パンプキンからのコメント】
父の反対、“性格の不一致”が本当に大きな原因か？
まず問題を整理したいと思います。彼女のお母様や妹様は、あなたを応援してくれているのですね。このことから、彼女のお父様が問題にしておられるあなたの外交的な性格は、この際、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式の、言いがかりとも受け取れます。もっとも内向的な人からみれば外交的な人は、かなり軽い人に見えるそうですが、これはチャンスがあれば挽回できることですので、あまり気にする必要はないと思います。
問題は体重です。いくら背も高いといえど、120キログラムは立派な肥満です。
私も人の母親ですから、彼女のお父様のお気持ちは、たいへんよく理解できます。彼女のお父様に成り代わってFさん宛に、手紙形式で代弁してみると、次のようになります。
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