挫折か転機か?東大ママの「産後人生」 対等な夫婦関係は幻想だった?

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奇蹟? 関係がよくなった夫婦も

一方、こんなうらやましい夫婦も……秘訣を聞きたいです。お互いを尊重する気持ちが大事なのでしょうか。結婚時の相手選びで勝負は決まっているのでしょうか。

・お互いに協力しようという姿勢が強まった。(2009年文学部卒、夫は仕事関係)
・それぞれの理想が緩やかに解け、自然体で家族らしくなりました。肩ひじ張らずに、必要なときは甘えてお互い助け合うようになりました。(2005年農学生命科学研究科卒、夫とは職場結婚)
・子どもができるまでは財布はそれぞれ別だったのですが、産後自分の給料が減ったので(出来高制のため)、夫の収入に頼る部分が前よりも大きくなりました。子育てに関しては、「妊娠・出産・授乳以外は男も女も関係ないよね~」という話をずっとしていたせいか、夫も子育てには積極的です。(2005年文学部、夫は東大卒)

こんな良好な夫婦関係があるなんて……心底うらやましいです。

・夫婦関係はほぼ変化なし。出産直後はクライシスの萌芽くらいはあったかもしれませんが、今は夫婦対等に子どもを見ているし、かかわっていると思います。また、子どもはかわいいけれども、最優先すべきは夫婦であり、子どもが大切であるのと別のベクトルで配偶者がいちばん大事である、と少なくとも私は思っており、似たような感じを相手からも受けるので、うまくいっているのではないかと思います。(2004年法学部卒、夫は東大卒)
・夫婦関係はよりよくなったと思います。それまでは、私が仕事漬けで毎日帰宅が夜中になることもしばしばありましたが、子どもが生まれて家で家族が一緒にご飯を食べるようになり、より夫婦の会話が深くなりました。(2005年経済学部卒、夫は東大卒)
・結婚後すぐに妊娠したので、あまり産前の夫婦関係の記憶がないのですが、夫とともに協力して育児をしている毎日なので、同志のような関係になっている面もあると思います。(2003年医学部卒、夫は東大卒)

ふーむ。ちなみに、東大ママ門内で比較的うまくいってるな~と思うのは、妻=会社員、夫=研究者(特に実験などの少ない文系?)のケースです。研究者だと、ある程度、自分のペースで生活をコントロールできること、妻の収入のほうが高いことが多く、分担意識が高いことが一因かもしれません。

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