生理のサインは見逃さない!
産みたいときに産める体のために何が大事か。私は、自分の生理(月経)についてもっと関心を持ってほしいと思っています。
生理の異常は婦人科系の病気のサインになります。
例えば、3分の1の女性が持っているといわれる病気、「子宮筋腫」は経血が増える過多月経や、強い生理(月経)痛(月経困難症)などの症状を引き起こします。筋腫があるとそれがジャマになって不妊につながることもあるため、手術で切除することもあります。
生理痛が年々重くなっていたら、「子宮内膜症」を疑ったほうがいいかもしれません。
子宮内膜症は、本来なら子宮内にある内膜が子宮の筋層内や、卵巣、腹膜などで増えていく病気です。内膜が子宮の筋層で増殖するものを「腺筋症」、卵巣で増えたものを「チョコレートのう腫」といいます。内膜が卵管を包む腹膜で増殖すると、卵管が周りの組織とくっついてしまいます(癒着といいます)。いずれにしても、不妊の大きな原因となります。
生理痛が重い人は、そうでない人より1.3倍、将来子宮内膜症を発症するリスクがあります。根治はできませんが、ピルなどで対応が可能なので、早めに病院で調べてもらって、必要であれば治療を受けましょう。
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