学校では習わない「上手な絵の描き方」裏ワザ3つ 「知識もセンスも不要!」誰でもできるコツは?

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身近な道具をなぞって描く「小ワザ」は、コインのほかにもいろいろあります。なかでも便利なのは「自分の指」です。

【小ワザ②】「自分の指」を使って描く

バレエの「トーシューズ」を描くレッスンも『誰でも30分で絵が描けるようになる本』に登場します。

片方のシューズを反対側のシューズに立てかけた構図で描きます。トーシューズは、よく見ると1個の円と3個の楕円形で成り立っています。3個の楕円形のうち、2個はシューズ本体、1個は立っているほうのシューズの履き口の部分になります。

後ろ側のシューズのつま先には、円がはっきりと見えています。リボンは基本図形がはっきりしないので、設計図の段階では描かないことにします。

ここで、楕円形を描きたいときに便利なのが、自分の指です。

親指をなぞり、紙を上下さかさまにして、ふたたび親指をなぞります。これで、立っているほうのトーシューズの設計図「少しいびつな楕円形」が描けました。

ちょうど真ん中のあたりに「しるし」を描き込み、そのしるしをふさがない位置に親指を置いて、重なり合う後ろ側のシューズを楕円形で描きます。

トーシューズを3つの楕円形と1つの円の基本図形に分解し、親指をなぞって楕円形を描いた設計図(出所:『誰でも30分で絵が描けるようになる本』)

大きさ、角度の自在な「指」は便利

「自分の指」は、親指から小指まで描きたいもののサイズに合わせて選べ、指を曲げることで、カーブもうまく描くことができるので、私のレッスンにはたびたび登場する便利な「小ワザ」です。

「ペンギン」を描くレッスンでは、親指をなぞって胴体の設計図を描き、2つの羽は「半楕円形」に分解できるので、小指の側面をなぞって描きます。

「小ワザ」に使う道具のなかでも最も身近なものなので、ぜひ覚えておいていただければと思います。

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