「自分の周りでは、職場でゴルフをしていることを内緒にしている女性が多い」
「ゴルフを始める時に何を着て行っていいかわからず、ゴルフに使えるようなポロシャツを持っていなかった」
「宅配代が高いのがネック。キャディバッグを持って電車に乗るのも、平日は通勤ラッシュに重なる」
「ゴルフ場の女性向けサービスとして、『昼食時にデザート付けます』みたいなものがあるが、的外れ。ゴルフ中は必ずしも食べたい訳じゃない。女性=スイーツ好き=じゃデザートつけよう、という安易な発想が透けて見える」
「電力を節約するためか、ドライヤーのターボにスイッチが入らないようにしているゴルフ場があるが、髪を乾かすのが大変で配慮が感じられない」
「練習場で男性ゴルファーの視線を感じることがある。打席の後ろで腕組みしてじっと見ているおじさんも……」
「女性のクラブはなぜピンクや紫を基調としたカラーで、蝶々などのデコレーションがついているのか。女性の好みを理解しているとは思えないものも多い」
「クラブをちゃんと作ってほしい。本当にシャフトが合うのか、軽いだけが女性用なのか。こんなもんでいいだろうというものが多いのではないか」
「スクールでの教え方がバラバラ。先生が変わるとそれまでの教えをいったんばらされることが多い」
「生徒はスキルが違うはずだが。それに合わせようという意識を感じることが少ない」
「スクールでは受ける側と教える側のミスマッチが多いように感じる。友達が欲しい、彼氏が欲しい、ゴルフのある生活をエンジョイしたい、というためにスクールに通っている面もあるのに、ひたすら技術を教えるミスマッチがあるように思う」
ゴルフをしていることを職場で明かさない人も
「確かに」と思うところや、男性では気づかない部分も多い。やはり聞いてみるものだと思ったのが、このアンケートの結果だった。
例えば「ゴルフをしていることを勤務先で明かしていますか」という設問について、上記の声にあるような完全秘匿は5.4%、上司には明かさないが9.0%と全体でみると少数。積極的に明かしている人が29.6%、聞かれたら明かすが自分からは積極的には明かさない人が56.0%と最も多かった。
コミュニケーションツールとしてゴルフを活用している人が多い中で「社内コンペや上司に誘われたくない」と考えている人もいる。このあたりはゴルフ業界というよりは、女性ゴルファーの周囲の方々に配慮いただくしかないようだ。
よく言われる男性からの「セクハラまがいの行為」といえる「男性から嫌な言葉や態度を受けたか」の設問には、受けた人は思ったより少なかったが、上記の声の中に、腕組みした男性にじっと見られるなど不快感を抱く行為はあり、一定数の「男性上位的なヒエラルキーが存在している。ゴルフ村的な文化を放置するのは好ましくない」と指摘している。
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