若者増える?年6万円「ゴルフのサブスク」の勝算

アフターコロナも見据えたサービスの中身

昨年始動したゴルフのサブスクリプションサービス「TeeRex」(画像:TeeRexホームページより)

2022年はゴルフにとってどんな年になるだろうか。オープンエアのスポーツで新型コロナウイルスへの感染リスクが低いとされたことから、昨年は図らずも若い層を中心にゴルフを新たに始める人が多くなった。ゴルフ界のここ20年ほどの悩みが、少しではあるが解消され始めている。

日本選手初の海外メジャー制覇となる、松山英樹のマスターズ優勝も追い風となった。東京オリンピックでは女子の稲見萌寧が銀メダルを獲得したのもゴルフをしていなかった人にアプローチした。

ラウンドするサブスクは今までなかった

せっかく若い人たちがゴルフを始めてくれたのだから、今年はゴルフ界がそれを継続してもらえるような方法を作り出していかないといけないだろう。また、新規だけではなく、ゴルフから遠ざかっていた人が再開する動きも、数字では出ていないが、ゴルフ場や練習場で話を聞くことも多い。

ゴルフ場のプレー(ラウンド)のサブスクリプション(サブスク)のサービスが軌道に乗り始めたのは、こうした新たに始めた人たちにとって朗報だ。用具、ゴルフクラブのサブスクは紹介したことがあるが、ラウンドする権利をサブスクにするのは今までになかった。

18ホールのゴルフ場の場合、日照時間にもよるが、40組~50組ぐらいで「満杯」になる。日本はメンバーシップのゴルフ場がほとんどで、ビジターというメンバーではない人が回れる枠は多くない。ラウンドのサブスクという形は、サブスク専用のゴルフ場があると言った場合でなければなかなか成立しにくいだろうと筆者は思っていた。

昨年6月から、ラウンドのサブスクの運用を始めたのがオフィスワイズで、「TeeRex」というサービスだ。昨年3月のジャパン・ゴルフ・フェアで出展していたので、日本で初めて(世界で初めてかもしれない)の試みと思って取材をしたのだが、その当時はプレーできるゴルフ場の数も枠も心もとなくて、存続、定着にちょっと首をひねったのは確かだった。

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