来年から、アマチュアゴルファー(以下、アマ)がゴルフの大会で賞金を受け取ることが可能になる。
ゴルフ規則を管轄するロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース(R&A、イギリス)とアメリカゴルフ協会(USGA)が、アマ資格規定の改訂を2022年1月から発効させる。その内容がこのほど発表され、これまでの規定にあったさまざまな制限の多くを廃止し、わかりやすい規定になる。
アマチュア資格を失う5つの行動
改定によって、アマ資格を失うことになるのは、5つの「やってはいけないこと」に違反した場合だけとなった。日本ゴルフ協会(JGA)による日本語訳(要旨)でみてみよう。
・賞の限度額(700英ポンド/1000米ドル)を超える賞を受け取ること、またはハンディキャップ競技で賞金を受け取ること
・プロフェッショナルとしてプレーすること
・技術指導をすることに対して報酬を受け取ること(ただし、現在のすべての例外は今後も適用となる。例えば、教育機関でのコーチングや、認可されたプログラムを援助すること)
・ゴルフクラブ、または練習場のプロフェッショナルとして雇用される(自営業も含む)
・プロフェッショナルゴルファーのための協会の会員になること
・プロフェッショナルとしてプレーすること
・技術指導をすることに対して報酬を受け取ること(ただし、現在のすべての例外は今後も適用となる。例えば、教育機関でのコーチングや、認可されたプログラムを援助すること)
・ゴルフクラブ、または練習場のプロフェッショナルとして雇用される(自営業も含む)
・プロフェッショナルゴルファーのための協会の会員になること
そして、以下の変更も導入される。
・受け取ることができる賞に関してスクラッチ(ハンディなし)とハンディキャップ競技を区別する
・賞の規則はゴルフコース上、またはシミュレーターでプレーされるティーからホールへの競技だけに適用するが、ティーからホールへの競技の一部としてはプレーされないロングドライブ、パッティング、技術競技には適用しない
・すべての広告、関連費用、スポンサーシップの制限の撤廃
・賞の規則はゴルフコース上、またはシミュレーターでプレーされるティーからホールへの競技だけに適用するが、ティーからホールへの競技の一部としてはプレーされないロングドライブ、パッティング、技術競技には適用しない
・すべての広告、関連費用、スポンサーシップの制限の撤廃
これまでよりかなり簡略化されたが、具体例や説明が必要だ。JGA事業本部の市村元規則統括部長に、改訂についての話を聞いた。
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