新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威を振るって、まん延防止等重点措置が34都道府県に適用されている。それでも、オープンエアのゴルフは、感染リスクが低いとされている。
先日、取材で河川敷のゴルフ場に行ったが、平日にもかかわらずほぼ満杯だった。その中で、女性が多いのには少し驚いた。われわれの前を回っていた4組のうち、プレーヤーの半分が女性だった。
1月20日に発表された経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、2021年1~11月のゴルフ場の売り上げと利用者数は1月と8月を除いて前年同月比100%を上回り、ゴルフ練習場については両方ともすべての月で100%を超えている。男女別のデータは出ていないが、肌感ではゴルフ場、練習場で若者、女性が目につく。
PGAが女性ゴルファーの調査に踏み切ったワケ
2021年末、日本プロゴルフ協会(PGA)が、ホームページ上で経営戦略委員会女性分科会第3期の活動報告書として「女性ゴルファーの実態調査」を公表した。
調査の目的について、同委員会メンバーでPGA事務局長の根本修一氏は「これまで『女性ゴルファーを増やそう』と活動してきましたが、考えているのが男性というのは疑問なので、分科会に女性に入っていただいて考えてきました。ただ、メンバーはどちらかというとヘビーなゴルファーが多いので、ライトゴルファーに向けた調査が必要と考えました」という。
「日常的な趣味としてゴルフを楽しんでいる」「年平均のラウンド回数は10回以下」という条件に当てはまる、20代後半から40代前半までの女性500人にアンケート調査を実施。設問は細分化されているが、大きく分けるとゴルフ場でのプレー、ゴルフ練習場での練習、女性向けゴルフ用品、ゴルフスクールでのレッスンについての意見を聞いた。
アンケートでは「女性ライトゴルファー」の声がさまざま寄せられているので、紹介したい。
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