ひろゆきが語る「人生で一番の投資失敗体験」 ひろゆき×YouTuber会計士・小山晃弘 対談
ひろゆきにとって一番の投資失敗体験
小山:前回、通貨を分散させておくというお話が出たので、ひろゆきさんの投資観や投資術についてお聞きしたいんですけど、ひろゆきさんのなかで一番の投資失敗体験は?
ひろゆき:JALですね。2000万円くらい損したかな。航空会社って株を持っていると株主優待で割引券をもらえるじゃないですか。それを金券ショップにもちこめばそれなりの金額になるんですよ。それに日本の航空会社が潰れることはないだろうし、JALとANAの両方買っておけばどっちかは伸びるだろうと思って、それぞれまとまった額で買ったんですね。そうしたらJAL、潰れやがったんですよね(笑)。
小山: 2010年ですね。事業会社としては戦後最大規模の倒産でした。
ひろゆき:雲行きが怪しくなったころからバンバンニュースになるので、普段は株価のチェックをしない僕もさすがにチェックして「これは売らないとヤバそうだな」って思ったんです。思ったんですけど……もうひとりの僕が「こんな機会はめったにないから最後まで見届けてみよう」と思っちゃったんですね。
小山:そして紙クズに……。
ひろゆき:そのとき気づいたんですけど、いまの株券って電子データだけなので、紙クズにすらならないんですね(笑)。パソコンの画面で数字が0になるのを眺めるだけ。そのとき「ああ、株価って毎日チェックしたほうがいいんだな」ということを学んだんですよ。