さらに、なんと自由記述の中で、70人中2割に及ぶ15人が、「勉強をしろと言われたことがない」と書いていました。
今回のアンケートは、東大卒の中でも、「結婚も出産もしている女性」を中心としたもの。そのため、東大卒の家庭の平均が「放任主義」であるとはかぎりません。
ただ、実は東大の入試はセンター試験と5科目(英語・国語・数学・理科または社会2科目)で、私大に比べ記述問題が多い。記憶力を問うというより、考えさせる問題が多く、つまり、必ずしも長時間「ガリ勉」する必要がなかったともいえます。
また、親に言われずとも自主的に勉強するようなタイプの人が、結果的に東大に入っている可能性もあるでしょう。東大ママ門メンバー間で、この結果について議論したときには、「負けず嫌い」であることなど、性格が影響しているのではないかという意見が出ました。確かに、親に言われずに勉強をするというのは、勉強自体が楽しいとか、学校の中で1番になりたいとか、勉強をすることに対して何らかの喜びがあるのかもしれません。
子どもは、「勉強したの?」としつこく言われるほど、やる気を失うもの。ガミガミ「勉強しろ」と言わずに、うまく机につくことを促す家庭像が浮かんできます。
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