珍種?「東大女子」はいかにして育ったか

ごくフツウの家庭から、東大生は出せるのか?

・どちらかというと自由にいろいろやらせてくれていた。進路決定や職業選択の際にも相談には乗ってくれたが方向性を示すようなことはなかった(1996年文学部卒)
・勉強に関しては放任。「うそをつかない」「他人に迷惑をかけない」など、人間としての誠実さについては機会あるごとに言われた(2006年文学部卒)

さらに、なんと自由記述の中で、70人中2割に及ぶ15人が、「勉強をしろと言われたことがない」と書いていました。

・勉強しろと言わず、やりたいことをやりなさいと言ってくれ、やろうとしたことは制限されなかった。大学卒業後は自立しなさいと早くから言われていた(2007年法学部卒)
・教育熱心だったとは思いますが、勉強しろとは言われた記憶がありません(ただし、小学生時代の九九の覚えなどには厳しかったです)。また、やりたいと言ったことについては、何でもやらせてくれたと思います。ただし、その準備が自分でできるなら、という方針でした。ちなみに、高校時代、留学したいと言ったときには、願書の取り寄せからすべて自分でやりました(1995年教養学部卒)

 

今回のアンケートは、東大卒の中でも、「結婚も出産もしている女性」を中心としたもの。そのため、東大卒の家庭の平均が「放任主義」であるとはかぎりません。

ただ、実は東大の入試はセンター試験と5科目(英語・国語・数学・理科または社会2科目)で、私大に比べ記述問題が多い。記憶力を問うというより、考えさせる問題が多く、つまり、必ずしも長時間「ガリ勉」する必要がなかったともいえます。

また、親に言われずとも自主的に勉強するようなタイプの人が、結果的に東大に入っている可能性もあるでしょう。東大ママ門メンバー間で、この結果について議論したときには、「負けず嫌い」であることなど、性格が影響しているのではないかという意見が出ました。確かに、親に言われずに勉強をするというのは、勉強自体が楽しいとか、学校の中で1番になりたいとか、勉強をすることに対して何らかの喜びがあるのかもしれません。

子どもは、「勉強したの?」としつこく言われるほど、やる気を失うもの。ガミガミ「勉強しろ」と言わずに、うまく机につくことを促す家庭像が浮かんできます。

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