札幌ドームは広い!しかもウェブサイトが◎ 12球団のホームグラウンドへ行ってみた<7>

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日ハムもソフトバンク同様、需給に合わせてチケットの料金をバリュー、レギュラー、プラチナの3段階にしている。ただ、1シーズンの大半はレギュラーだ。バリューは春先とシーズン終盤の寒い時期だけ。

プラチナは交流戦の巨人戦、阪神戦、そして筆者が観戦した7月11日から3日間のソフトバンク戦、それにシーズン最終戦。シーズン最終戦は、そのシーズン限りで引退する選手のセレモニーがあるのでもともと人気カード。まして今季はレジェンド稲葉篤紀が引退する。8月19日に雨天中止になった旭川スタルヒン球場での楽天戦の追加試合が10月5日に開催されることが決まると、チケットは瞬く間に完売した。7月の3日間は、「ユニフォームを全員に配る日だから確実に完売になる」のだと、札幌在住の友人が教えてくれた。

確かにユニフォームの無料配布は本当に観客動員に効く。ベイスターズVSヤクルトという超不人気カードですら、ユニフォームの無料配布があった日だけは完売だった。ちなみに筆者が座った5500円の席は、8月1日だったらレギュラーの日だったので同じソフトバンクカードでも1000円安い4500円だ。

球団直営のチケット販売サイトは12球団中でも使いやすさは群を抜く。まず購入方法(ネット、電話、店頭など)やシチュエーション(できるだけお得に購入したい、座席を細かく選びたい、支払い方法にこだわりたい、受け取り方法にこだわりたい、など)を入口で選べる。

現金払いや店頭受け取りだと手数料がかかっていくが、QR発券が導入されているので、クレジットカード払い、QR発券なら手数料ゼロになる。

おサイフケータイでの入場システム導入

驚くのは球場もチケット販売サイトを持っていること。これは12球団では甲子園とここだけだ。しかも座席指定は全くできないながら、支払いはクレジットカードのみ、発券はQR発券かおサイフケータイ入場に限定されているので、手数料はゼロ。

札幌ドームは第3セクターの所有で、球団と球場はいわば赤の他人同士。おサイフケータイ入場を実現するには球場側が設備投資をしなければならない。

実は札幌ドームは球団直営サイトから買っても一切座席指定はできない。ファンクラブ会員ですらエリア指定が限界だ。どちらにしろ座席指定は出来ないのだから、クレジットカード払いに抵抗がなければ、球場サイトでの購入でなら文字通りチケットレスで入場できる。

日ハムのチケットで注意しなければならないのがベンチサイド。札幌ドームでは3塁側がホームだが、東京ドーム、旭川、函館、帯広では1塁側がホーム。特に東京ドームでは完全ホーム状態にはならないので注意が必要だ。

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