札幌ドームは広い!しかもウェブサイトが◎ 12球団のホームグラウンドへ行ってみた<7>

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北海道日本ハムファイターズの公式戦主催試合の観客動員数推移(上記グラフの単位は百人)。昨年は185万5000人で12球団中5位だった

球場訪問シリーズ第7回は、北海道日本ハムファイターズのホーム球場・札幌ドームである。球場所有者が第3セクターという“赤の他人”でありながら、球団と球場の間に強固な協力関係が築かれている点で、大きな特徴を持つ。

12球団のホーム球場のうち、唯一過去に観戦経験がないのがここ札幌ドーム。ついでに回った旭川スタルヒン球場も初めてだ。最初の訪問先だったこともあり、観察洩れが多い。

観戦日は7月11日(金)のソフトバンク戦。座席はビジターサイドの1塁側S指定(37通路32列107番)で5500円。4000円の予算から大幅にオーバーしているのは、本連載の企画浮上前にチケットを購入しているから。別件で北海道へ行く用事ができたので、ついでに観戦をしようと考えたからだ。

平日でも大人気

チケットを購入したのはゲーム開催の約1カ月前。この時点で既に球団直営のサイトは完売になっていて、ネットのチケットショップでわずかに残っていたのがこの席だった。 この4日後の7月15日(火)に旭川スタルヒン球場で開催される西武戦も、球団直営サイトでは既に完売。旭川スタルヒン球場開催のゲームだけは、北海道新聞のプレイガイドでも販売していたので、そこで何とか残りわずかになっていた内野S指定(4700円)を確保できた。

ゲームのチケット以上に大変なのが宿泊先の確保だ。札幌はさほど困らないが、旭川はそうはいかない。旭川での日ハムの人気はすごい。年間4ゲームが開催され、いずれも平日なのに、チケットの売れ行きに比例して旭川市内のホテルが埋まるので、筆者がホテルを確保した時点が実は最終リミット。「宿泊先を確保できない人がカラオケ屋で夜明かしをする」と、旭川駅の観光案内のボランティアのおばちゃんが教えてくれた。

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