気の遠くなるほどの工程が生んだ芸術
ユーモラスでいて、強烈な印象を残す『まさとさん』は、滋賀県甲南町のやまなみ工房に所属する鎌江一美が制作した。まず土台を作り、そこに米粒大の土を無数に張り付けていく。気の遠くなるような作業が、イソギンチャクのような独特の質感を生む。鎌江は何体もの「まさとさん」を作っている。大好きな工房の施設長がまさとさんなのだ。
以上3つの工房では、障害を持つ人が表現活動に取り組み、作品を販売している。制作現場を訪れた仲野さんは、「ものすごい集中力のある人、ひとつのものばかり描くような、こだわりを持った人たちが、自由な雰囲気の中で作っていました」と話す。
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