就活を戦い抜いた学生が「後輩に伝えたい」心得 とにかく「早め」が鉄則、雑音に振り回されるな

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「焦りから早く始めすぎるのはよくない。インターンに行ったことで満足して燃え尽きてしまう。自分が本当に興味を持ったときに始めるべき」(文系・上位私立大)

「オンラインで移動がないからといって、説明会の予約を詰め込むのはやめたほうがよい」(理系・その他国公立大)

自分だけで行う就活の準備はまず自己分析だ。そして、自分軸を立てる。これが業界研究、企業研究、職種研究の起点になる。企業に対しESを提出し面接を受けるときにも自己分析で見つけた言葉が役に立つ。自己分析をいい加減にすると痛い思いをすることになる。

「自己分析の甘さから、3月にエントリーしていた会社はES選考の時点でほぼ全滅」(文系・その他私立大)

よく言われるのは、自己分析は自分だけでなく、友人や家族とやるべきというアドバイスだ。自分を知っている人の評価を知ることで、正しい自分像に近づけるというわけだ。自分ではわからないこともたくさんある。

自己分析は何回でも

自己分析は繰り返したほうがいい。多面的になるし、説得力が増す。

「自己分析は何回やってもいい。とくに志望する企業や業界が絞られてきてからもう一度やると、志望動機や入社後のビジョンに厚みが出て、面接で回答に窮することがなくなる」(文系・中堅私立大)

就活サービスを利用する手もあるが、最も利用すべきなのは自大学のサービスだ。キャリアセンターに行けば相談に乗ってくれるし、特定のキャリアカウンセラーを選べる。採用実績企業の実態にも詳しい。ESの添削も頼めるし、模擬面接も受けられる。またOB・OG名簿を利用して訪問することもできる。

「大学の就職支援サービスや添削サービスは、面倒だと思わず早めに受けるべきです!」(文系・その他私立大)

学生のコミュニケーション範囲は狭い。家庭や大学の親、友人、教師はすべて知り合いだ。見ず知らずの他人に連絡してアポを取り、訪問し会話をする。こういう行為が社会人への成長につながるはずだ。

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