残念!ランチで「うまい寿司」が食えない理由 ヤバい「1万円高級寿司」の裏側【後編・完結編】

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次回は「ウマすぎる超人気回転寿司」を実名紹介!のはずが……

(後日談)
N君:大手回転寿司チェーンの食べ比べ2軒、「回らない」寿司の食べ比べ2軒が、ようやくこれですべて終わりました。寿司シリーズはこれにて、いったん完結です。「寿司屋に行ったら、イカの切れ目が気になって仕方がない(笑)」「読んでいたら、寿司が食べたくなった」「寿司を手で食べるなんて当たり前じゃないか」など、いろいろな読者の声や反響が多くて楽しかったですね。「こんな人とは一緒に外食したくない」という声もありましたが(苦笑)。
河岸:記事にするために、細かい点を指摘しているだけであって、普段は黙々と食べているけどね(笑)。何はともあれ、寿司シリーズは合計350万PV(ページビュー)みたいで、多くの人に読んでもらってありがたかったね。東洋経済オンラインも、8月は過去最高の月間5500万PV(7月)を2カ月連続で更新して、約5800万PVだったみたいだし。
N君:その大好評を受けて、前回の予告どおり、番外編で「ウマすぎる回転寿司」を実名紹介しようかと思い、先日、突撃取材をしてきました! 夕方5時に行っても2時間以上は待つけど、「1人3000円で高級店並みのおいしさ」と評判の、東京初進出の「あの超人気の回転寿司店」に。
河岸:そこを実名で絶賛するはずが……、サッパリだったね。
N君:まあ、1人3000円という値段を考えると普通においしいとは思いますが、2時間並ぶことを考えると……。ただ、小さな子どもたちが大勢、楽しそうに待っていたのを見たので、「2時間待ちの『人気回転寿司』をメッタ斬り!」という記事にするのも、なんだか心苦しいですよね……。マズいわけじゃないので。
河岸:もう1回あらためて確認のために食べに行って、そのうえで「メッタ斬り」するか「やっぱりオススメ」するか、また考えよう。次回作の本だけに収録してもいいし、「書いてほしい」という声が多ければ、ここで取り上げてもいいしね。

 

というわけで、これにていったん寿司シリーズは完結です。

次回は「立ち食いそばをうまく食べる方法」にするか「ヒドすぎる『1串500円焼き鳥』の裏側」にするか、はたまた違う店にするか、N君と打ち合わせをしているところです。ぜひリクエストがあれば、ネット上に書き込んで、みなさんの声をお寄せください。

次回は2週間後にアップする予定です。楽しみにお待ちください。

(次回は2週間後、2014年9月18日木曜日、公開の予定です)

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河岸 宏和 食品業界を知り尽くした男

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かわぎし ひろかず / Hirokazu Kawagishi

食のプロや業界関係者のあいだで「食品業界を知り尽くした」と言われる男。大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー&コンビニ、数々の食品工場での勤務経験から「肉のプロ」「卵のプロ」「スーパー・コンビニのプロ」とも呼ばれる。

1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、「農場から食卓まで」の品質管理を実践中。「食品安全教育研究所」代表。
これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。

著書に『スーパーの裏側』(東洋経済新報社)、『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』(同文舘出版)などがある。
ホームページ「食品工場の工場長の仕事とは」を主宰。 
毎週発行している無料メルマガは、食品問題や事件が起こったときにすぐに解説するなど好評を得ている。

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