マクドナルドでまた「衛生問題」が発覚 私服の親子を厨房へ、本社は全店に点検指示
「期限切れ肉」問題で揺れる日本マクドナルドで、また衛生面のずさんな実態が明らかになった。しかも今回は中国でなく日本の現場だ。
名古屋市内のマクドナルド店舗で8月10日、営業時間内に私服の親子を厨房に入れ、バーガーやドリンクの用意などを「体験」させている様子を一般客が撮影。同社は「子ども向け職業体験の一環だったが、本来の制服、制帽着用などのルールが守られず、誤解を招いた」として謝罪し、全店に実態を点検するよう13日付で指示を出した。
あっけにとられる一般客
問題が発覚したのは名古屋市北区のスーパーにテナントとして入る店舗。8月10日午後3時ごろ、来店した男性客がハンバーガーなどを注文してテーブルにつき食事をしていると、幼い子ども2人と母親が店員に付き添われてカウンター内に入り、ドリンクなどを注ぎ始めた。
テーブル席には他に数組の客がいたが、店側からは何の説明もない。あっけにとられる客をよそに、店員は子どもを抱き上げて、ドリンクを注がせた。バーガーなども子どもたちに一通りそろえさせると、それを持って親子は満足そうに出て行った。その間、15分ほど。店はまた何事もなかったかのように通常の業務に戻ったのだ。
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