日本人は「英語は語順こそ超重要」をわかってない 「動詞の位置にあればそれが動詞になる」のが英語
たとえば、「見る」と訳される単語であっても look は自動型、see は他動型と型が分かれます。look は「目を向ける」という単なる動作であるため自動型と、see は「見える」と対象を視覚が捉えていることを表すため他動型と相性がよくなるのです。
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それぞれの動詞の日本語を超えたイメージを掴もう
もうひとつ例を挙げておきましょう。「言う」と訳される tell、speak、say、talk のうち、授与型で使われるのは tellだけ(He told me the news. 彼はそのニュースを私 に教えてくれた)です。
tell のイメージは「メッセージを伝える(渡す)」。「あげる・くれる」を意味する授与型とは非常に相性がいいのです。speak は「音声を出す」、say は「(ことばを)言う」、talk は「おしゃべりをする」。たとえば「私は~に...をおしゃべりした (talk)」では意味が伝わりません。文型のもつ意味に動詞のイメージが対応できるかどうか、それが相性を作り出しているのです。
文型の意味を理解し、それぞれの動詞のもつ日本語訳を超えたイメージを摑むことが、文型と動詞の相性を理解する大きな助けになるのです。
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