コロナ禍で爆売れ「本格的コーヒーメーカー」3選 新発売「バルミューダ」5万9400円の実力は?
また、オープン式のドリッパーなので、抽出中の様子もよくわかる。香りも部屋中に広がるので、抽出中も五感で楽しむことができた。価格はドリップ式コーヒーメーカーとしては高価だが、丁寧にハンドドリップで淹れたような味を再現できるものは少ないので妥当だろう。
本体の水タンク容量は最大約490mlで、一度に3杯分まで抽出可能。魔法瓶と同じ構造なので、ドリップ後1時間ほどはコーヒーを温かいまま保温できるが、フタは一部開いている状態なのでアツアツの状態を保つことはできない。短時間で飲みきることが前提となっている。
発表からコーヒー好きの間で話題となっており、公式の販売サイトによると売り切れている。今注文しても手元に届くのは12月頃になりそうだ。
家でサイフォンコーヒーが楽しめるサンコー
サンコーの電気式サイフォンコーヒーメーカー「おうち純喫茶」(実勢価格9800円)を試した。サイフォンコーヒーとは、熱湯で抽出する方式。フラスコ(下のガラス容器)を加熱して起きる蒸気圧を利用し、コーヒーの粉を入れたロート(上のガラス容器)に湯を押し上げ、抽出する。香りがよく苦みの少ない、まろやかな味が特徴となっている。
一般的にはアルコールランプなどを使う場合が多いが、電気式なので手軽に使える。サイフォン式は理科の実験のような見た目と雰囲気が魅力。器具が特殊なため、「店で飲むコーヒー」という印象だが、同製品があれば家でも自分で淹れることができる。
使い方は一般的なサイフォンコーヒーと同じで、電気式といっても抽出中はつきっきりで見守る必要がある。湯が沸騰したらガラスロートをセット。ガラスロートに湯が上がってきたことを確認したら「攪拌ボタン」を押す。次に別途用意しておいた竹ベラで粉を上からおさえるようにしてほぐし、全体に粉が行き渡るようにする。ある程度時間が経つとガラスサーバーにコーヒーが落ちてくるので、ガラスロートを外して出来上がりだ。
ドリップコーヒーメーカーのように粉と水をセットしてボタンを押せば出来上がるといったタイプではなく、部品も多いのでお手入れも手間がかかる。それでも、サイフォンコーヒー特有の華やかなコーヒーの香りと甘さが楽しめるので、自分好みのサイフォンコーヒーを追求したい方はぜひ挑戦してほしい。容量は360mLで3カップ分まで。
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