2020年に売れた最新「コーヒーメーカー」3機種 「デロンギ」の月4500円のサブスクが大人気
コロナ禍の影響でコーヒーメーカーの売り上げが好調だ。カフェなどでゆっくりコーヒーを楽しむ時間が減り、家にいる時間が増加し、手軽に淹れられるコーヒーメーカーを求める人が増加しているからだという。コーヒー機器を販売しているデロンギ・ジャパンによると、全自動コーヒーマシン(家庭用)の販売台数は11月末時点で昨対比約140%と好調に推移しているとのことだ。
コーヒーメーカーといっても、コーヒーの粉を入れるもの、豆をひくところからの全自動コーヒーメーカー、カプセル式でカンタンに安定したおいしいコーヒーが楽しめるカプセル式など、タイプもさまざまだ。その中から、今年注目された3タイプのコーヒーメーカーを試した。
レギュラーコーヒーも充実、進化したデロンギ
デロンギといえば全自動エスプレッソマシンという印象が強いが、ここ数年は日本の市場に合わせたレギュラーコーヒーメニューにも力を入れている。レギュラーコーヒーが好きな日本人のために搭載された「カフェ・ジャポーネ」機能は、ハンドドリップのように蒸らしながら抽出するレギュラーコーヒーだ。豆を蒸らして抽出するほか、豆を2度に分けてひくことで香り豊かなドリップ風コーヒーを実現している。
2020年10月に発売された「ディナミカ 全自動コーヒーマシン(ECAM35055B)」(実勢価格16万2000円)はすぐに売り切れ、現在も品薄状態が続いており、注目度の高さを物語っている。
ディナミカシリーズの特徴は「スペシャルティ」モードだ。酸味が強いコーヒーに向いているモードで、蒸らさずにダイレクトに抽出することで、最近流行のやや浅煎りから中煎りのサードウェーブで広まったコーヒー豆と相性がよいとされている。フルーティなコーヒーが楽しみたい方におすすめだ。
ほかにも、人気の「カフェ・ジャポーネ」機能のほかに、エスプレッソ、ドッピオ+、エスプレッソLARGE、ロングコーヒーから選択できる。豆に合わせてそれぞれ抽出方法を変えられるので、豆本来のポテンシャルを生かし、ボタンひとつでさまざまなコーヒーを味わえるのが魅力だ。どのコーヒーも共通しているのは、深いコク。クレマがあるので苦そうに見えるが、香りのほうが強い。1日に何杯も飲みたくなるおいしさだ。
また、ラテクレマシステムを搭載しており、ボタンを押すだけでキメの細かい泡立ちのミルクができる。ミルク、豆、水を入れておけばカフェで飲むようなふわふわのカプチーノを楽しめる。
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