2020年に売れた最新「コーヒーメーカー」3機種 「デロンギ」の月4500円のサブスクが大人気
なお、同製品はマシン内部への石灰分の付着を軽減し、除石灰作業の頻度を少なくする軟水化フィルターを新たに搭載している。フィルターの交換は使用開始から2カ月が目安で、実勢価格は1本1760円。お手入れはラクになるが、ランニングコストは少々高めだ。
コーヒーメーカーの品薄が続く中、同社は初のサブスクリプションサービス「ミーオ! デロンギ(MIO! De’Longhi)」を11月25日に開始した。1カ月当たりの料金は3900円(税込)から利用できるサブスクリプションで、最低契約期間は2年間。契約プランは、好みのコーヒー豆が毎月3袋届く「毎月お届け便」(月4500円)と、隔月で好みのコーヒー豆をまとめて6袋届く「まとめてお届け便」(2カ月7800円)の2種類。期間を満了するとコーヒーマシン「マグフィニカS ECAM22112B/W」(実勢価格5万4780円)の所有権が利用者に移行する。
「デロンギを使ってみたいけれど、本体が高いので手が出せない」という方は多く、サブスクリプションサービスは話題となった。その結果、同社が想定していた予定数の5倍に達し、12月1日に新規受け付けを休止。再開の見通しは今のところ不明とのことだが、デロンギの製品を試してみたい方は再開後にぜひ試してほしい。
2万円で買えて4杯まで淹れられる「ウィナーズ」
ウィナーズから、同社のブランド「レコルト」シリーズのコーン式全自動コーヒーメーカー「Grind & Brew Coffee Maker」が10月下旬に発売された。
円すい状のねじれた刃でコーヒー豆を切り刻むようにして豆をひくコーン式ミルを採用している。粒度がそろうため香りのポテンシャルを引き出せるのが特徴で、これまでは高級モデルに採用されていた方式だ。ひき目も細引きから粗びきまで微調整が可能で、濃さの調整もできる。
さらにブリューしたコーヒーはガラスポットの中心にあるストローを通って注がれ、熱が逃げにくく、味ムラも少ない。このような対流式ガラスポットであることにも驚いた。
このようにさまざまな機能を搭載している本格的な全自動コーヒーメーカーにもかかわらず、実勢価格が2万2000円と手に入れやすい価格は魅力だ。
ペーパーフィルターを使って落としたコーヒーは、スッキリした香りのよさで、ドリップコーヒー好きにはたまらないおいしさだ。粒度を変えたり、コーヒーの濃度を変えたり、自分好みに微調整できるので、同じ豆でもまるで異なる味を楽しむことができる。
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