2020年に売れた最新「コーヒーメーカー」3機種 「デロンギ」の月4500円のサブスクが大人気
なお、今回紹介するほかの2台は1杯ずつ淹れるタイプだが、同製品は4杯まで淹れられる。家族で飲んだり、おかわりをしてたっぷり飲んだり、ケータイマグなどでコーヒーを持っていくのであれば、ガラスポットにコーヒーをためておける同タイプのほうが使いやすい。
カプセル式で誰でも失敗がない「UCC」
ハンドドリップでおいしいコーヒーを淹れるには、コツが必要となるが、カプセル式なら簡単だ。2020年1月に発売されたUCC「ドリップポッド(DP3)」(実勢価格1万3200円)はプロのハンドドリップを再現するカプセル式コーヒーメーカーだ。
【2020年12月22日23時40分追記】初出時、UCC「ドリップポッド(DP3)」の価格に誤りがありましたので、上記のように修正しました。
1杯ずつコーヒーの粉がペーパーフィルターに詰められているカプセルを、飲むときにコーヒーメーカーにポンと入れるだけ。カプセルは個装されており、密閉した状態なので保存時に鮮度が落ちにくくなっている。同製品のカプセルはめずらしい半球状で、1個のサイズが大きい。均等にお湯がゆきわたる形で、上部には少し空洞があり、しっかりと“蒸らし“ができるスペースがある。
抽出モードに「ストロング」「アイス」を新たに搭載し、カプセルの種類と新機能を組み合わせることで、50通り以上の飲み方が可能となる。
最大の魅力は、UCCの強みであるバラエティ豊かなカプセルだ。「ブルーマウンテンブレンド」や、ドリップポッドだけのオリジナル「モカ&キリマンジァロ」をはじめ、数量限定でスペシャルティコーヒーも展開している。また、コーヒーだけでなく紅茶、緑茶、ジャスミン茶などもある。紅茶と緑茶では適温なども変わるが、紅茶と緑茶のモードもあるので、それぞれの茶葉に合った抽出でおいしさを堪能できる。
お手入れもとてもカンタンで、カプセルを捨てるだけ。粉が飛び散ることがなく、今回試した中ではいちばん手間がかからなかった。ただ、そのぶん1杯当たりの価格は高め。単品では12個入り716円で。通販で購入すると送料もかかる。ただ、産地や味の解説などもサイトでしっかり行われているのでわかりやすく、どれも個性がよく出ているので選ぶのも楽しい。カプセルは高いが、安定した味をつねに楽しめるので、個人的にはとても満足している。
今回は注目されている3製品を試したが、それぞれ特徴が異なる。どういった味が好みなのか、どのようなライフスタイルなのかを考慮して、自分にぴったりの1台を見つけてほしい。最近は家電量販店でも試飲ができるスペースが増えているので、ぜひそちらにも足を運んでみてほしい。
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