コロナ禍で爆売れ「本格的コーヒーメーカー」3選 新発売「バルミューダ」5万9400円の実力は?
家族で楽しんだり、おかわりしたり、来客時にコーヒーを出したいという方には、たっぷり淹れられるコーヒーメーカーがおすすめだ。ラッセルホブス「グランドリップ 8cup(7653JP)」(実勢価格1万6500円)は一度に8杯分を淹れることができるので、おかわりも楽しめる。しかも、幅が狭いので置きやすい。
大きな特徴はCoresゴールドフィルターを採用していること。純金でコーティングされているため化学変化に強く、味と香りに対して影響が少ない。とはいえ、純金コーティングについては半信半疑だったが、一般的なコーヒーフィルターよりもまろやかで、しっかり豆本来が持つ香りの個性を楽しめたので驚いた。蒸らし時間は短いので、フルーティーな豆がよく合う。
抽出したコーヒーは二重構造のステンレスカラフェで持ち運ぶことができるので、好きな場所で温かいコーヒーを楽しめるのも便利だ。もう1杯飲みたいときも、そばに置いておけばそのまま注ぐことができる。
タイマー機能も搭載されている。水、ペーパーフィルター、コーヒーの粉をあらかじめセットしておけば、飲みたい時間や来客の時間に合わせてセットできる。
粒度がきれいにそろう「電動ミル」
コーヒー豆は時間とともに風味や味が劣化する。挽いた状態の粉は、豆と比べて空気に触れる面積が増え、酸化するスピードも速い。香りのよいコーヒーを楽しむのであれば、ミルを使って挽きたての豆を使いたいところ。これまでコーヒーメーカー3製品を紹介したが、どれもミル付きの全自動タイプではないので、電動ミルも紹介しておきたい。
コレス「コーングラインダー(C330)」(実勢価格2万2000円)は、低速回転で潰しながら粉砕するコーン式。摩擦熱の発生が少なく、粒度がそろいやすい方式だ。粒度は10段階で極細引き、細引き、中挽き、粗挽きなどの調整もダイヤルを回すだけでできる。粒度がきれいにそろっているので感激した。
粉が残りにくい直下式を採用しており、本体内部に残る粉を最小限に抑えられるので、酸化した粉が残ることがない。何より気に入っている点は、グラインドユニット(刃の部分)を簡単に取り外せること。サッと外して付属のブラシで内部をお手入れできるので、メンテナンスがしやすい。ただ、粉をためる容器がガラスではなくプラスチックなのは残念なところ。静電気で粉が内部の側面についてしまうことがあった。
価格は高めだが、刃が高速回転する安いプロペラ式の電動ミルと比較すると、粒度のそろい方やメンテナンスのしやすさで妥当な価格と思える。
コーヒーメーカーはここ数年で選択肢も増え、家庭でも本格的なコーヒーを楽しめるようになっている。さまざまなタイプがあるので、味の傾向やお手入れのしやすさなどをチェックし、自分に合った製品を見つけてほしい。
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