「昇進したけど不安」という人が自信をつける方法 過去や現在の実績よりも大事なのは未来志向

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さあ、ここからが本題です。

自己肯定感を身に付けたら、どんな素晴らしいことが待っているか。
自己肯定感を持ったその「後」が重要です。あるべき自信を持つと、過去と現在を「正しく」「あるがまま」に受け入れることができます。自分の強みや弱みを「事実」として受け止められるのです。

自分より仕事ができる人がいるとしたら、その人と比較したときに、ここは自分のほうが優れているし、ここは自分が劣っている。競合他社と比べて、自社はここが優れていて、ここが劣っている。そんなふうに、冷静に、あるがまま強みと弱みを分析できます。

「比較することはよくない」といわれますが、正しい自信を持った後は、「比較」は優れた分析を生みます。

「比較すること」は決して悪くはない

自己肯定感がある人にとっては、「比較」は現状把握の手段なのです。私は、「比較がよくない」といわれすぎていると考えています。小学校のリレーで順位を付けないということが話題になりましたが、能力をランキング付けすることは、自分の強みと弱みを知るうえでとても有効です。

比較をして、「誰より誰が優れている」という現在の評価で一喜一憂するのではなく、未来に何をするか。ここに目を向けるなら、比較は怖くありません。

そして、部下の育成も同じです。仕事ができるかどうか、部下の「現在」は事実として受け止め、〇〇はできるけど、〇〇はできないと、あるがままを認識することが重要です。

そのうえで、未来の成長を信じてあげることです。絶対に成長する。絶対にできるようになる。絶対にやりとげられる。そこに根拠は要りません。部下の未来を信じてあげ、現状をあるがまま認識させられる。上司が部下の未来を信じると、部下も自分の未来を信じられるようになります。

未来を信じられると、現状をあるがまま受け入れられるようになります。部下が「自己肯定感」を持つには、あなたの「信じる力」が必要なのです。

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アルファポリスビジネス編集部

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