日々の”観察”が大事
──観察が健康に役立つと言われても、何を見たらいいのかがよくわかりません。詳しく教えてもらえますか。
うんちは便とも言います。便は“便り”とも読みますよね。ですので、自分からの便りだと思ってください。私は、幼少の頃から母に「自分が出しているものがどういう状態なのか見なさい。バナナのようなうんちを出しなさい」と言われて育ちました。
とはいえ、子どもの時分にはどうしたらできるのかわかりませんでした。そこで、自分に合うものを感覚でおぼえていきました。どういった食事のときに、どういう便が出るのかは人それぞれ違います。だからこそ観察してほしいですし、人それぞれの便りを大事にしてほしいです。
──便には、理想的な状態があるのでしょうか?
ブリストルスケールと呼ばれる便を7段階に分ける指標があります。便秘でコロコロしているものが1で、水のような状態が7です。その指標で3~5に入るのがいいと言われています。3は少し硬いけれどもしっかりと長さがある便、4がバナナのようにするっとした便、5は少し切れるけれどもしっかりと形はある便といった具合です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら