「世界最低クラスの信頼度」菅総理、伝え方根本NG 信頼されない!言葉が響かない!最大の原因は

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コロナ禍でコミュニケーションの重要性や貧弱さが浮き彫りに……。相手に伝わる話し方とは(写真:Yuichi Yamazaki/Bloomberg)
日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「菅総理の言葉がなぜ国民に響かないのか、信頼されないのか、伝え方の根本NG」について解説する。

なぜ、菅総理の言葉は「国民に響かない」のか

自民党総裁選の日程が決まり、菅総理の続投がなるか注目が集まっています。支持率は急落し、まさに背水の陣ですが、その「伝える力の欠如」が、アキレス腱になっているのは間違いありません

『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

デルタ株が猛威を奮う中では、誰が陣頭指揮をとっても厳しい状況に置かれることでしょう。世界に目をやれば、多くの国でも感染は広がっており、「家から出るな」という厳しいロックダウンをしてもなかなか感染者数の減らない国もあります。

確かに医療の逼迫は危機的状況ですが、これまで、比較的緩い規制の中で、犠牲者を相対的に抑え込むことができてきたことは事実です。ワクチン接種もスタートこそ立ち遅れたものの、順調に推移しており、その接種者も増えています。

一方で、国民の不満は爆発的に高まり、菅総理の支持率は20%台と落ち込み、不支持率は66%と非常に高い水準です。

なぜ、彼の言葉はここまで「響かない」のか。「最大の弱み」とは何か。国民の支持を得るためにリーダーが知るべき「伝え方の本質」について考えてみましょう。

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