「世界最低クラスの信頼度」菅総理、伝え方根本NG 信頼されない!言葉が響かない!最大の原因は

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【勘違い②】「話せば伝わる」「話さなくても伝わる」と思い込んでいる

私は、これまで日本の多くのリーダーのコミュニケーションの家庭教師として、そのコミュ力改善のお手伝いをしてきましたが、「何か話せば、何かは伝わる」、もしくは「話さなくても伝わる」と思い込んでいる人が、あまりに多いことにいつも驚かされます。

「相手が受け取れないようなボールでも、数さえ投げれば、どれかは受け取ってくれるだろう」。もしくは、「ボールは投げないでも、相手は何かを察して、受け取ってくれるのでは」。そんな甘えた考え方をする人があまりに多いのです。

無味乾燥な官僚作文を淡々と読み上げるだけで、伝わるわけはない。ボディランゲージから声、表情、服装、プレゼン資料、原稿の構成・内容、何から何まで、まるで「素人」の領域では、話になりません。その「戦略性の欠如」は致命的です。

【勘違い③】「話すことは聴くこと」であることを理解していない

話すことで最も大切なのは「聴く」ことです。なぜなら、相手の話を聴き、気持ちやそのニーズを理解し、受け止め、対話をしていくことこそが「コミュニケーションの本質」だからです。

一方的に言いたいことを言うだけでは、相手を置き去りにするだけ。そういった意味で、菅総理には「傾聴力」がどこまであったでしょうか。周囲の意見、国民の意見に耳を傾け、チームとしての結束を呼びかけ、推進していく力がリーダーには絶対的に必要です。

「本気で国民と向き合う覚悟」を固めるべき

「上っ面の言葉だけで、国民にすり寄り、扇動するリーダー」よりは、「多少、口下手でも誠実なリーダー」のほうがマシ、という気もしますが、だからといって、「伝える努力」を放棄していいわけではありません

巻き返しを図ろうとするのであれば、数の力や党内政治に頼るのではなく、「話し方」「伝え方」「コミュニケーション」を変え、「本気で国民と向き合う覚悟」を固めるべきでしょう。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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